唐人票客/The Screaming Tiger 



73年製作、若々しい王羽(ジミー・ウォング)が、日本を舞台に大暴れ。





故郷の漁村を日本人によって全滅させられたジミーさん、復讐相手を探して日本へやってきた。立ち寄った町は祭りの真っ最中。さっそく地元の若い衆とバトル。




賞金相撲大会に出場したジミーさん、功夫?を駆使して優勝するが、
力士達に因縁をつけられ大立ち回り。ちとこの時期アレですが・・・

前半はいかにも外国人発想という感じのインチキ日本を舞台にユルイ展開が続き、観るべきところも無くかなりつまらないので睡魔に襲われる事うけあい。でも耐えましょう、後半スゴイですから。




仇である日本人武道家・龍飛とのラストバトルが圧巻なのだ。




走っている機関車上でのバチバチバトル!




貨車から貨車へ飛び移る(トランポリン使用)。なんてデンジャラスな。


お〜い!

落ちるって!


列車から飛び降り、今度は鉄橋の上での闘い。だから落ちるって。




最後は激流の中で両者ボロボロになりながらのバトル。
ジミーさん、蹴り本当にボコボコ当ててます。


岩石で一撃、普通死にます。


川に流されながらの闘い       なんかイヤな予感が・・・


あ!                    やっぱり・・


いや〜凄かった。ホントお疲れ様でした。

初めて観た時は後半ポカーンと口開けて見てたなぁコレ。
73年にこんな無茶なアクションシーンを撮っていたという事に驚いた。
一歩間違えば大怪我、しかもノースタント。今の俳優は絶対やらないだろう。つまらない前半を耐えて(または早送りして)観るだけの価値は十分あるというか必見!

Dragon Blood/John Liu In Mexico 



“傲慢武打星(笑)”こと劉忠良(ジョン・リュウ)が、珍作『忍拳威震巴黎』に続き、本当によせばいいのにまた監督・脚本・主演(あと武術指導も)の三役をやってしまった俺様アホアホ映画第二弾。


毎回こういうカットあるな

舞台は1886年メキシコ。
軽くストーリーを書こうと思ったが・・・無理どす。もう訳分かんないんですよホント。脚本を書いた劉忠良は頭おかしいんじゃないのかと思うほどの支離滅裂ぶり。一言でいえば劉忠良が持つ“黄金の龍”の紋章を巡っての争いなのだが、とにかく物語の時間軸が滅茶苦茶で、劉忠良とヒロインそれぞれの回想シーンが順序バラバラ(に思える)に入り混じって、現在のシーンなのか回想シーンなのか分からなくなってしまう。編集間違ったんじゃないのだろか?と思ってしまうほどかみ合っていないのだ。あと、例によって登場人物の人間関係がよく分からない。


砂漠を彷徨う劉忠良、謎の金髪美女と出会う。  
  
砂漠の熱射で眼をやられ盲目状態になるも、金髪美女の助けで特訓開始。シーンによって治ったりまた盲目になったり訳ワカラン。

気持ち悪!                なすび

金髪美女に稽古を付けてもらう


またロジャー・パーシーとの対決




目の覚めるような連続蹴りからの飛び蹴りで勝利。
なんか『忍拳〜』とかぶってる。

高飛とのラストバトル









スリリングな対決シーンは見応えあり。やっぱり高飛が出てくると締まる。ただ、高飛の目的もよく分からなかった。

高飛とのバトル終了後もまだ続く。紋章を狙う悪党達との戦いになり、金髪美女を庇って撃たれる劉忠良(またそれか)

撃たれてから延々語るジョンリュウさん。ちょ、何故開脚!?w

そんな中、劉忠良と仲の良い子供が紋章をゲットして波打ち際で遊び始める(劉忠良死にそうなのだが・・)。そして・・

『あ、流されちゃった』 だと。

アホか〜〜〜!流されちゃったじゃね〜だろ!!


死んでます

死んだ劉忠良を放置して撤収しようとする金髪美女とガキだったが、そうこうしているうちに金髪美女も襲ってきたよく分からん女殺し屋と相打ちで死亡してようやく劇終。ダメだこりゃ!

スゴ過ぎる・・・もう破綻しまくり、ホームラン級の最低作だ。
しかしここまで来ると、もはや神の領域に達していると言ってもいいような気がしないでもない(笑)。これから巨匠と呼ぼう。
劉忠良の足技は冴えているし、相変わらずの三文芝居も笑えるのでストーリー無視して観ている分にはかなり面白いと思うのだが・・・万人向けの作品ではないのは確かだ。

紅桃経/Dragon Against Vampire 



鄭眞化(エルトン・チョン)主演作で、未見の物を見つけたので購入してみたところ、ホラー映画だった・・・。タイトルに“Vampire”とあるので、多少ホラー要素が入っているのだろうとは思っていたが、それどころか功夫要素が入っておりません。




エルトンのラブシーン。どうせならバックに“Your Song”を流さんかい。




血まみれ熱演のヒロイン。
ニワトリの首を切って生き血を浴びるシーンには引いた。




妖術を使う吸血鬼役の韓鷹(イーグル・ハン)。
一応ハマってることはハマってる。






最後の闘い。功夫バトルではありません

・・・・・・なんじゃこりゃ。

なんでエルトンと韓鷹こんな映画に出てるんだ?


観終わった後調べてみたら、この作品

『淫獣道士/地獄から来た吸血ドラゴン』

のタイトルで国内盤ビデオが出てたのね・・知らなかった。淫獣て(笑)
まぁ、韓国版ポスターもちとエロい感じだしねぇ。ただ、内容はそれほどエロちっくでもないので、それ目当てで借りた人は激怒したことだろう。
ホラー映画としても全く怖さも迫力も無く、やたらと夢オチが多くて訳が分からない。おまけに功夫アクションは皆無(別に無かったら無いで面白ければ良いんだがツマランし)と救いようのない作品でありました。

『俺の名はサンダリ』 その後 


米版VHSジャケ

前回までのあらすじ

英レーベル“ Hong Kong Connection”版DVDが、本編の途中までしか収録されていないという不具合が約1年半前に発生。不良品かと思い最近再び購入してみたところ同じ所で終了し、仕様だという事が立証された。アホな管理人、懲りずに今度は米版VHSを注文するのだった。


ここで終わった

で、届いた(結構早かったな)。早速視聴。


おぉ、続きが収録されている!    韓龍哲が渋い

画面がかなりチラつくのだが、家のくたびれたデッキのせいなのかテープのせいなのかは不明。

絶好調、カサノバのキ○○イ芝居





ようやくラストバトルを見る事ができた

カサノバと韓龍哲、もう1人足技が結構スゴイ人(右−見覚えあるような気がするのだが名前ワカラン)の三つ巴キックバトル!




目まぐるしい蹴り合いがタマランです








三人が互いの足技を競い合うラストバトルは期待以上の迫力。

本作、初めて全編通して見たがかなり面白かった。カサノバのぶっ飛びキャラと韓龍哲の渋いヒーローぶりも良いし、迫力の三つ巴テコンドーラストバトルは見応えがあった。ドンデン返しのエンディングにもビックリ。苦労したが無事見る事ができてよかった。
やっぱりちゃんと最後まで収録されているDVDが欲しいなぁ。

唐山虎威残殺手/Growling Tiger  



台湾製『ドラゴンへの道』のバッタもん続編(75年)。
主演は唐龍(羅鋭兄の方)で、全編に渡り『燃えよドラゴン』のテーマ(無断使用)に乗ってブルース・リーの似てないモノマネしまくりなのが笑えるというか痛い。

なんというか、邪悪な李小龍といった感じ。

パワーと身体能力の高さは感じるものの、やっつけ仕事っぽい腰の入っていない手技と、何か変なクセのあるフォームの蹴りがカッコ悪く、足も極端に短いので画面映えしない。

チャック・ノリスらとの激闘を終え、台湾に帰ってきた唐龍。田舎で平和に暮らしていたが、ローマでムチャクチャやりすぎたおかげで?マフィアに命を狙われることに。、これぞまさしく「行く手にはいつも銃とナイフ、それがタンロンの運命なのかもしれない」状態。


ヌンチャク超スロー。おまけに、ひとしきり振り回した後、一旦しまって素手で戦うという始末(笑)



マフィアは唐龍抹殺の為、助っ人を呼び寄せる。

日本人武道家・宋錦成(大細眼)


あとインチキプロレスラーと白人フェンシング名人

なんだこのチープなプロレスw

まずは大細眼を撃破

こ、これは・・・

レスラーとフェンシング使いも一蹴!



速攻で剣を払い落され、普通に空手スタイルで闘うフェンシング名人w

カーアクションも

頭突きでフロントガラスを叩き割る唐龍。ムチャすんなぁ(笑)

そしてクライマックス、中々雰囲気のある場所でのバトル。



待ち受けるのは黒人カラテ使い   まずはウォーミングアップ




このラストバトルは結構良い。意外にも、この黒人カラテ使いが中々シャープな良い動きをしていて見応えのある闘いになっている。




こ、これもどっかで見たような・・

『ドラゴンへの道』というよりも、『ドラゴン危機一髪』的な野暮ったさが漂うこの作品、とにかく唐龍さんが濃くて(笑)。
基本的にはしょうもない作品なのだが、ラストバトルが思いのほか良いし、失笑必至の李小龍パロディ(つかパクリ)も満載だし、バッタもんブルース・リー好きにはたまらない一本かも。

俺の名はサンダリ/Strike Of Thunderkick Tiger 



カサノバ・ウォンが出演しているコリアンアクション。
金鉱で鉱夫として働くカサノバらが、強奪した金塊を巡って争うといったストーリー。主役のクールな一匹狼に扮するのは、実力派テコンダー・韓龍哲(ハン・ヨンチョル)。連続ビンタ蹴りが見事。



そして妙にハイテンションなカサノバ、何故か衝撃の全身タイツ姿。
吹き替えは米アニメキャラのような甲高い声で、軽くキ○○イ入った異様なキャラだ。
しかし・・『龍虎八拳』で初めて見た時は、まさかこんな事やってる人だとは思わなかった(笑)





エガちゃん?

気を取り直して格闘シーン。
『死闘伝説TURBO! 』でも使用されている足技合戦。


空中三段蹴りを食らうカサノバ






すかさず空中二段後ろ回し蹴りで返す





交互にやるところがギターソロバトルみたいで面白い

そんなこんなで楽しく観ていたらアクシデント発生!
それはいよいよラストバトルに入ろうかという所で起きた。



ぶつッ!
止まったー

プレーヤーの調子が悪いのかと思いきや、なんと60分56秒で再生終了のようだ。なんじゃこりゃ〜!不良品か?
・・・いや、あれだ、功夫映画ってたまにトンデモナイ終わり方するやつがあるから。この作品も最後の闘いと結末は観客の想像に委ねるという斬新な手法を・・・って、パケに“Running Time 81mins”て書いてあんだよ!!

まいったなぁ・・・不良品なのか仕様なのかワカラン。
問い合わせしようにも連絡先書いてないし面倒くさいからいいや。

こうしてすっきりしないまま長い時間が過ぎ、先日とうとうもう一枚購入してしまいました(アホ)。そして再生してみると・・・



ぶつッ!

お〜い!!

仕様でした・・
もしコレ買おうとしている人がいたらご注意を。
“ Hong Kong Connection”という英レーベルから出ているDVDです。

それにしてもスッキリしない。ラストのテコンドーバトルが見たかった。
他のメーカーから出てないかなと探してみたら、現在入手出来そうなのは米VHSのみ。もう乗りかかった船なんで半ばヤケクソで注文しました。果たしてラストまで入ってるのだろか?

唐山五虎/Five Superfighters 



『実録ブルース・リーの死』 『出籠馬[馬留]』 『黒名單』の羅馬監督、
79年製作のショウ・ブラザース作品。
主演は当時の若手スター、呉元俊・恵天賜・熊光の三人。


左から熊光・恵天賜・呉元俊


師匠役の候朝聲          敵役、關東

猴拳高手の候朝聲と三人の弟子(呉元俊・恵天賜・熊光)は、腐った功夫を正す世直し行脚を続ける自称“地獄から来た男”・關東に因縁をつけられ勝負するが敗れ去る。
すっかり意気消沈して寝込んでしまった師匠を見かねた三人は復讐を決意。一旦師匠の元を離れて各自腕を磨き六ヵ月後にまた集まることを約束して別れる。そして旅先でそれぞれ出会った達人の下で修行開始。

熊光は、バレエ的な蹴りの名人で豆腐売りの女性・黄薇薇に足技を




呉元俊は、酒とギャンブル好きな身体障害者の老人・林輝煌に功夫を




恵天賜は寡黙な漁師・陸劍明から棒術(這手魚郎棍)を




その頃、三人に逃げられたと思い込んだ候朝聲は悲しさで酒浸りに。
そして独りで酔っ払い剣術を開発するのだった。

六ヵ月後、候朝聲の誕生日に戻ってきた三人。
行方をくらました事を責める師匠に「師匠怒らないで下さい、ビッグな誕生日プレゼントがあるんですよ」と告げる。

茶店でお祝いをする四人。「ところで、わしにプレゼントがあると言っていたが?」「まぁまぁ、まずは飲みましょう」と勿体つけていると・・
「お、プレゼントが来たぞ!」現れたのは關東であった。三人が挑戦状を出して呼び出したのだ。こうしてラストバトルがスタート。







印象的だったのは熊光。またの名を梁小熊。
あの梁小龍(ブルース・リャン)の実弟で、武術指導としても活躍。

※10/7追記−勘違い発覚!梁小熊と、五毒作品常連悪役の譚鎮渡がずっと同一人物だと思っていた(恥) おまけに譚鎮渡と楊熊の名前がごっちゃになってた・・・最悪だ〜!読んで下さった皆様すいません。





スピンキックと、黄正利ばりの空中はさみ蹴り


優勢だった三人だが、關東が槍を使い始めると一転劣勢に。
「師匠、闘って下さい!」と促され遂に剣を手にする候朝聲。

酔剣で關東の槍と渡り合う候朝聲。弟子達も再び加勢し、遂にリベンジを果たした。

結構良いですコレ。
大スターは出ていないが、主演の三人はそれぞれ個性を発揮し溌剌と演じていて気持ち良いし、ラストバトルもかなり見応えがある。脇を固める役者達も存在感をみせており、個人的には陸劍明の渋い強面師匠っぷりと、修行を終え出て行く恵天賜に掛ける言葉がチト感動。
正義側は誰も欠けずにハッピーエンドを迎えるのも良い感じ。
作風も明るく、爽やかな良作といった印象。