李三脚威震地獄門/Dragon Lives Again


功夫スター史上最強の声も高い猛者・梁小龍(ブルース・リャン)。
ブルース・リーに勝るとも劣らない実力を持ちながら、名前のせいか世間ではリーのパチモン俳優に間違われる事が少なくない彼がどういう訳か(仕事無かったんだろか)本当にパチモン・リーをやってしまったのが本作。リーさんが地獄を舞台に大暴れするという奇想天外なストーリーで、『007』『夕陽のガンマン』『ゴッドファーザー』『座頭市』『獨臂刀』『ポパイ』ら地獄の住人達を相手にギャグと下ネタ満載のドタバタを繰り広げる超絶バカ映画だ。李小龍を題材にした作品の中では色々な意味で最強クラスの一本と思われる。
版権無視のキャラ達が顔を見せるオープニング。まさに無法地帯。

地獄の入り口“閻王殿”。その中に一人の男が横たわっていた。男の名はブルース・リー(表記は李真煩)。そこへ地獄の支配者・閻魔大王が登場し、地獄へ入る為の審査のようなものを始める。リーの持っていたヌンチャクを巡って一悶着あったが、とりあえず合格。こうして地獄での生活が始まったのであった。


リーの舎弟になるポパイ(曾志偉)とハックルベリー・フィン?(韓國材)
ギャンブル好きが高じて借金苦の獨臂刀(張力)の借金を肩代わりしてやり、「もう博打には手を出すなよ」と諭すリー兄貴。ちょ、ジミーさん・・なんちゅう設定だ(笑)
“精武門”をオープンし、ポパイ達に功夫を教えるリー先生。
リー先生の噂を聞きつけ、地獄の街を牛耳るゴッドファーザーは手下のジェームズ・ボンド、クリント・イーストウッド、エクソシスト神父、座頭市、あとエマニエル夫人(笑)らにリー潰しを命じる。
座頭市と対決

技の名前(映画のタイトル)を連呼し合うのが面白い。


技の名を叫ぶ度にテロップが出てくる。

何故か『グリーン・ホーネット』カトーの扮装でショッカー戦闘員とバトル
愉快な人気者キャラ達を倒したリーさん、遂にボスとの対決へ

ゴッドファーザーに扮するのは、『成龍拳』でジャッキーにこれでもかとばかりに連続後ろ回し蹴りを喰らわせていた、韓国のマッチョ系パワーキッカー・申一龍。強靱な肉体から力任せに繰り出す荒々しい蹴りは、他のテコンダー達とはまた違った迫力がある。


梁小龍vs申一龍というレアな対決が実現。バカ映画らしからぬド迫力バトルを展開する両者。ココだけ違う映画のよう。
激闘の末、秘技“精武指”が炸裂しリー先生の勝利

最後は閻魔大王withミイラ軍団との闘い
舎弟達が助っ人に
ハックルベリー?に手渡されたヌンチャクで閻魔様をボコる
閻魔様を追い詰めたリーさん、命を助ける代わりに地上へ帰してもらう事に。ひとしきり仲間や街の人達との別れを惜しんだ後、閻魔様のパワーで空高く飛んでいくのだった。
「さ〜よ〜なら〜」て東宝怪獣映画のラストみたいだな
梁小龍イイなぁ(笑)。起用は大正解だったと思う。リーさん同様傲慢ともいえる強気キャラの彼はこの手の役が合っている(後に陳真役を演じる事になる)。本作では全盛期に比べ若干劣化が見えるが、それでもアクションは十分素晴らしいし、なにより存在感と華がある。
しっかし・・よくもまぁせいぜいバラエティ番組のワンコーナー程度にしかならないであろうしょうもない企画で映画を一本作ってしまうところが信じられない(笑)。でもここまでバカな事を堂々とやられると、ある意味尊敬の念すら沸いてくる。僕は好きですコレ。
- [2007/12/29 23:01]
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猛男大賊[月因]脂虎/Image of Bruce Lee


前回レビューした『蛇珠』での王女役が印象的だった丹娜(ダナ)嬢。
自分の中でプチブレイクの兆しであります。
と、いいつつこういう感じのフェロモン過多?な人は本来あまりタイプじゃなかった事もあり、これまで何度か目にしていた筈なのだが全く記憶に無い。てな訳で「他に出演作、家になかったっけか?」と探してみたら・・・あった(笑) それがこの作品。
またまた何宗道主演のパチモンブルース・リー映画である。
国際的偽札組織壊滅の命を受けた敏腕刑事・何宗道とヒゲの相棒・張雷が、組織のボス・韓英傑&その息子・張午郎達と闘いを繰り広げるというストーリーの現代刑事アクション。
死亡遊戯トラックスーツ風?の中途半端なジャージ
何宗道&張雷の稀に見る地味コンビ
またもや登場のボロやん。
この後張午郎達に殺され無残な宙吊り死体に・・
ダナ嬢は、東京からやって来たインターポールの潜入捜査官役。
この作品でも必要以上にセクスィ〜なシーン続出(キャプ自粛)
こんなシーンも
「あらアナタ、ブルース・リーに似てるわねぇ。映画に出ればいいのに」 だと(笑)
・・・・・・ですよね〜
・・さて、ラストは韓英傑・張午郎vs何宗道・張雷・丹娜



何宗道のアクションは例のごとくソツはないもののキレが以下略。
ダナ嬢もバトルに参加。長身なので映える
エンディング
東京へ帰るダナ嬢を空港までお見送り
ありゃ
感想としては・・悪くないけど残らないなあ・・・
主役の何宗道と張雷のコンビに魅力が無いのが辛い。個性の弱い地味キャラを二人並べるのはどうかと。『蛇珠』みたいな飛び道具的バカ映画とは違い、本作のようなストレートな刑事アクション物では致命的?
アクションは重鎮・韓英傑や協利のエース・張午郎、そして楊斯など実力のある人が揃っている為そこそこの出来ではあるのだが、どうも何宗道のモッサリ具合が伝染したかのように皆精彩を欠きパッとしない印象。協利電影作品という事もあり、しっかりした出来の一本であるのは確かなのだが、映画としての完成度が高ければ良いというものでもないんだなぁと痛感した次第。ダナさんは良かったです(笑)
- [2007/11/29 22:58]
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蛇珠/Bruce Lee in New Guinea


「ブルース・リー in ニューギニアて!」
昔、初めてこの作品の存在を知った時に思わず発した一言である。
当時はまだパチモンブルース・リー映画など観た事も無く、一体どんな作品なのか想像もつかなかった。その後しばらく経って目にした本作はアホ満載のまさに怪作であった。

主演は何宗道、蛇拳を使うラスボスには陳星が扮している

カラッと明るいオープニング
主人公の何宗道は探検隊を率いてニューギニアの奥地へやって来る。そこには、蛇を神と崇める部族が住んでいた・・

何宗道探検隊と、東ポリネキ・セサナムペ共和国の人々といった感じの原住民(大細目、山怪ら)
何宗道の友人役の李錦坤(ラリー・リー)

主演作『一網打尽』の映像が『死闘伝説TURBO!』のオープニングで使用されており、御存知の方も多いのでは。剛柔流空手出身の実力派で、本作でも中々迫力のある空手アクションを披露している。 

出た!ボロやん(楊斯)曰く「最も恥ずかしかった仕事」。本人の中では黒歴史となっているようだが、結構ハマっていて良いと思う。

部族の王女・丹娜と、ペット兼ボディーガードのゴリラ(ぬいぐるみ)

このゴリラがかなり笑える。連続バック転したりやたら俊敏。



ガイコツマスクに襲われ、毒針を刺されてしまう何宗道だったが、王女様に介抱され一命を取り留める。で、ちゃっかりデキてしまうのであった。
なんか・・王女様最初「きっついなコリャ」とか思ったが、見ているうちに段々可愛く思えてきた(笑) 洗脳されたか?
部族のボス・陳星とのバトル

陳星の蛇拳の前に敗れ去る何宗道。とどめを刺そうとする陳星を王女様が必死の懇願で制止。そして何宗道は香港へ帰る事に。
結局、王女様の所へ戻る決心をした何宗道、李錦坤をパートナーに陳星の蛇拳を破る為の特訓に励む・・て、なんであんたが蛇拳やってんだ!?

いかにも“体育着”て感じのジャージ着せたらこの人の右に出る者無し
そして戻ってみたら、王女様には子供が生まれていた。おいおい・・
陳星と最後の闘い





一進一退の末、お蛇様の大群の中へ落ちて弱った陳星を遂に倒す

子供を抱き、皆に別れを告げ去っていく何宗道と王女様、一体何処へ?そして劇終。めでたしめでたし・・なのか?
という訳で、ブルース・リーは全く関係ない。恐らく何宗道主演と言う事だけで安易にそうなったのだろう。その何宗道、もはや味ともいえる“ソツはないもののキレに欠け、スケールの小さいアクション”で奮闘している。
ラブシーン等もこなし、こんなアホ作品なのにひたむきに熱演する姿は思わず涙を誘う。他にも陳星・楊斯・李海生・李錦坤ら実力のあるメンバーによるバトルは結構充実しているような気がするのだが・・アホなドラマ部分の強烈さが際立ち過ぎてあまり印象に残らないのが悲しいところ。
ニューギニアとか言いつつ、出てくるのはどっかで見たような風景ばかりなのはご愛嬌。蛇嫌いの方はご注意を。
愛すべきバカ映画である。
- [2007/11/25 00:04]
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唐山虎威残殺手/Growling Tiger

台湾製『ドラゴンへの道』のバッタもん続編(75年)。
主演は唐龍(羅鋭兄の方)で、全編に渡り『燃えよドラゴン』のテーマ(無断使用)に乗ってブルース・リーの似てないモノマネしまくりなのが笑えるというか痛い。

なんというか、邪悪な李小龍といった感じ。

パワーと身体能力の高さは感じるものの、やっつけ仕事っぽい腰の入っていない手技と、何か変なクセのあるフォームの蹴りがカッコ悪く、足も極端に短いので画面映えしない。
チャック・ノリスらとの激闘を終え、台湾に帰ってきた唐龍。田舎で平和に暮らしていたが、ローマでムチャクチャやりすぎたおかげで?マフィアに命を狙われることに。、これぞまさしく「行く手にはいつも銃とナイフ、それがタンロンの運命なのかもしれない」状態。

ヌンチャク超スロー。おまけに、ひとしきり振り回した後、一旦しまって素手で戦うという始末(笑)

マフィアは唐龍抹殺の為、助っ人を呼び寄せる。
日本人武道家・宋錦成(大細眼)

あとインチキプロレスラーと白人フェンシング名人

なんだこのチープなプロレスw
まずは大細眼を撃破

こ、これは・・・
レスラーとフェンシング使いも一蹴!



速攻で剣を払い落され、普通に空手スタイルで闘うフェンシング名人w
カーアクションも

頭突きでフロントガラスを叩き割る唐龍。ムチャすんなぁ(笑)
そしてクライマックス、中々雰囲気のある場所でのバトル。


待ち受けるのは黒人カラテ使い まずはウォーミングアップ



このラストバトルは結構良い。意外にも、この黒人カラテ使いが中々シャープな良い動きをしていて見応えのある闘いになっている。



こ、これもどっかで見たような・・
『ドラゴンへの道』というよりも、『ドラゴン危機一髪』的な野暮ったさが漂うこの作品、とにかく唐龍さんが濃くて(笑)。
基本的にはしょうもない作品なのだが、ラストバトルが思いのほか良いし、失笑必至の李小龍パロディ(つかパクリ)も満載だし、バッタもんブルース・リー好きにはたまらない一本かも。
- [2007/10/15 22:50]
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決鬥死亡塔/The True Game of Death


前回レビューした『鐵旗門』で正義の殺し屋・白衣浪子役が印象的だった龍天翔が、ショウブラに所属する以前に主演した死亡遊戯モドキ映画。あのサモハンが、色々ヤバイ方面の事情で武術指導を担当しているという事からパチモンブルース・リー映画の中では結構有名な作品だ。

本作では小龍という名前で、ショウブラ作品出演時とは顔もまるで違う。



ブルース・リーの写真使いまくりのオープニングに続き、『獨覇拳王』製作発表の映像と小龍のトレーニングシーン(何故に蛇拳?)が流れた後ようやく本編スタート。ストーリーは、映画スターの小龍がマフィアに契約を迫られるが拒んだ為命を狙われ・・って、まんまじゃねーか。
デキはともかく、要所を結構忠実に再現していて笑える。

未発表の野外シーン?

バイクチェイスのシーンも クラッシュ!

カタカタ・・芸が細かい(笑) トラックスーツをゲット
そして、遂にクライマックスの塔へやってきましたよ。

本物そっくり!(笑)

待ちうける偽イノサントとの闘い



このイノサント戦は良く出来ていて面白い。

次の相手は例の相撲取り

結構動けるお相撲さんと意外な激闘に

妖しい照明の中、最後の相手・黒人ボクサー戦

ボクサーを倒し、塔から出てドクター・ランド?を追い詰めたところへパトカーがやって来てスタコラ逃げ出す小龍。そこで劇終なんじゃそりゃ。
サモハンが武術指導しただけあってアクションは良い。
特に、メインの塔での闘いはモドキ映画の中では群を抜く完成度で、
『新死亡遊戯』や『死亡魔塔』あたりとは比べ物にならない出来だ。
ただ、それ以外はとてもプロの映画人が作ったとは思えない程酷いもので、前半のドラマ部分等は観る価値無しと言ってよいかと。
それにしてもサモハンがこの作品に関わった事に対する様々な噂の真相が知りたいものだ。
- [2007/09/09 23:50]
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